夏が好き

夏が好きです。
もうずっと夏が好きで好きで、1年は春と夏と夏の名残を引きずる季節と次の夏の訪れを待つ季節でできている感じ。
なので、今はまさに夏真っ盛りなわけで、寝ても醒めても、意識のある間中はずっと浮かれてます。
最近は酷暑で日中の気温も大変なことになってますが、ちっとも心折れません。むしろ積極的に外に出たい(熱中症には注意!)

Twitterで最近見かける「夏の概念が好き」というのもよくわかり、私の場合は実態も好きなので、概念と実態ダブルで愛おしい。

何がそこまで心に訴えかけてくるんだろうなあ……
もくもくの入道雲が海のように真っ青な空に広がっていく様とか。
ギラギラの日差しが目に眩しくて、見える範囲のもの全てが色鮮やかに照らし出されてる様子とか。
田舎育ちなので、田んぼや畑の作物が生き生きと元気に育っている光景も好き。
朝起きるとすでに明るいところや、夕方になってもまだ明るいのも嬉しい。
トウモロコシやモロヘイヤ、枝豆、(私の実家は山形なので)だしや冷やしラーメンが食卓にのぼると、ああ夏になったんだなって静かに感動する。
日暮れは名残惜しくてちょっぴり寂しいけど、日中の熱が少しずつ冷めていく夕暮れ独特のモワッとした甘い香りもいい。
夜は夜で、虫の声も、花火やお祭りのある特別な一夜も、情緒があってたまらない。
小学生の時は、夜に屋根の上にのぼって夏の星座を観察することが大好きでした。
カラフルで身軽な可愛いファッションが街に溢れるのも嬉しい。
サンドレスや、マキシワンピ、サンダル、ストローハット、どれも好き。

夏は、一日のどの場面を切り取っても今そのときにしか味わえない一瞬を味わっている気持ちがして、とてもとても好きです。

実家に帰ると、あえてクーラーのない畳の部屋に扇風機を持ち出して、近所の人からもらったキュウリに味噌をつけて齧りたくなる。
汗をかくのも厭わないことを母は知ってるので、
「暑さに強いね〜そんなに夏が嬉しいんだね」
なんて笑って、わざわざ汗をかきながら「暑いな〜」と笑ってる私を面白そうに眺める。

オタクになったのは上京してからなんですが、細田守作品や最近ではFree!などの作品に運命的な出会いをしてしまったせいで、ますます夏という季節が毎年たった一度きりの、もう二度と戻らない青春の象徴に思えて、尊い気持ちにさせられます。
私自身はとても平凡な人生を送ったのですが、やっぱり、夏には何か特別なことが起きるような、誰も見たことのない冒険が始まるような、期待と高揚感に溢れている気がします。
いや、実際には起こらなくたって、夏を舞台にした物語に触れているだけで何かが起きそうと感じさせてくれる、それだけでもう本当に、十分なんです。

昨年は3〜8月という黄金シーズンを南半球で過ごし、秋冬秋冬秋冬というどうやって生き抜いたんだかわからない3回連続の冬を経験したので、今年の夏は待ちに待った夏。より特別に感じます。
そこに合わせたかのようにもたらされたFree!3期。
仕事も変わり、自分の時間を前よりたくさん持てるようになったし。
この夏を、できる限り精一杯全力で楽しみたいなと意気込んでます。
今から終わってほしくない気持ちでいっぱいですが、一日一日を楽しみたいと思います。

以上、こじらせ夏女のオチのない夏語りでした。




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